狭心症の症状と原因は?安定狭心症と不安定狭心症の違いとは?
狭心症は、一般的に60代以上の方に多いと言われていますが、30代や40代など比較的若い年代でも発症する恐れがあります。
今回の記事では、狭心症の症状やこの病気が起こる原因についてです。
また、安定狭心症と不安定狭心症の違いについても紹介します。
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狭心症の症状
狭心症の症状は、突然、左胸を中心に、締め付けられるような鈍い痛みが起こります。
強い圧迫感や重圧感を感じるようになります。
多くの場合は、胸の痛みが数分から数十分で治まります。
その他にも、みぞおちや喉、顎、歯などが痛くなる場合があります。
このような症状を関連痛と言います。
左肩から胸にかけて痛みを感じる場合もあります。
胸の痛みに加えて、冷や汗や吐き気、不整脈などを伴う場合もあります。
狭心症の症状チェック
□ 発作の時間が以前より長くなってきた。
□ 今まで時々発作があったが回数が増えてきた。
□ 今までは発作がなかったのに新しく起こった。
□ 安静時や軽い運動で発作が起こる。
□ 発作の痛みが強くなった。
上記の内容で1つでも当てはまる場合は、狭心症の可能性があるので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
狭心症の原因
心臓の筋肉に酸素と栄養を送り込む冠動脈という血管があります。
その冠動脈が狭くなることが原因で、心臓に十分な量の血液が流れなくなり、酸素と栄養が不足して狭心症が起こります。
この時に生じる痛みを狭心痛と言います。
冠動脈が狭くなる最も多い原因は、動脈硬化によるものです。
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安定狭心症と不安定狭心症の違い
狭心症は、大きく分けると安定狭心症と不安定狭心症の2つに分類されます。
ここではそれぞれの違いについて紹介します。
安定狭心症
血管の壁に傷が付いた場所に悪玉コレステロールが入り込んで溜まると、プラークと呼ばれる突起物ができます。
このプラークが破れて出血すると血の塊である血栓ができます。
その血栓だけが吸収されてプラークが残ってしまい、血管が狭いまま落ち着いている状態を安定狭心症と言います。
安定狭心症を放置していまい症状が悪化すると、不安定狭心症、急性心筋梗塞になるケースがあるので注意が必要です。
不安定狭心症
血液中の悪玉コレステロールが血管の内壁に、入り込んで溜まるとプラークができます。
何らかのきっかけでプラークが破れて出血すると血栓ができます。
この血栓によって血管内が狭くなり、血液の流れが悪くなった状態を不安定狭心症と言います。
また、この血栓がどんどん大きくなって、血管が詰まった状態が急性心筋梗塞です。
不安定狭心症と急性心筋梗塞の違いは、血管が詰まりかけているか、完全に詰まってしまったのかの違いなので、2つをまとめて急性冠症候群と呼ばれています。
狭心症は、胸の痛みの発作が起きても数分程度で治まるため、まさか自分が狭心症だと思わずに放置していまうケースも少なくありません。
放置してしまうと、どんどん病気が悪化して、治療が困難になる場合もあります。
胸の痛みなど自覚症状を感じたら、できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。
狭心症のカテーテル治療は、血管の詰まってしまった部分だけの治療になります。
したがって、血管の別の部分に動脈硬化の病変ができた場合は、再度、心臓カテーテル治療を受ける必要があります。
ですから、治療後も軽い運動や健康的な食事を心掛けて、動脈硬化が再発しないように努力する必要があります。
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