指の皮がむける原因は?(子供・手の指・足の指・痒い)夏と冬での病気の違いとは?
同じ指の皮がむける症状でも、高温多湿の夏場と空気が乾燥する冬場では、原因となる病気が異なります。
今回の記事は、指の皮がむける原因となる代表的な病気について紹介します。
Sponsored Links
『溶連菌感染症』
病名のとおり溶連菌の感染が原因で起こる病気です。
溶連菌は、医学的に正しい名前はA群β-溶血性連鎖球菌といい、昔は感染すると重症になることも見られましたが、今は抗生剤を内服することで治るようになりました。
溶連菌感染症は子供に多く見られる病気で、主な症状は、咽頭痛、発熱、発疹です。
ここでは、溶連菌感染症の皮膚の症状について紹介します。
溶連菌感染症の皮膚に現れる症状で特徴的なものは、指の皮がむける症状です。
手の指の皮がむけてたり、皮膚が赤く変色したりすることもあります。
皮膚がカサカサになったり、ゴワゴワになることが原因で、手の平のシワに沿って皮がむけることもあります。
また、赤い斑点状の湿疹ができることもあります。
足にでる場合も手の症状と同様に、赤い湿疹や足の指の皮がむける症状などが現れます。
皮がむけたり湿疹などで痒い状態が続きます。
溶連菌感染症の痒みには内側からの飲み薬が有効で、痒み止めの薬を服用する場合もあります。
溶連菌感染症の初期症状は、発熱・咽頭痛なので風邪の症状と区別がつかない場合もあります。
溶連菌に感染しやすい季節は、空気が乾燥する晩秋・冬・初春にかけてです。
指の皮がむける・皮膚が痒いとった症状が現れますが、溶連菌感染症の疑いがある時は、子供の場合は小児科、大人の場合は内科を受診するようにしましょう。
Sponsored Links
『水虫』
水虫は、カビの一種である白癬菌が足などに付着して、繁殖することで起こる皮膚の病気です。
水虫の原因となる白癬菌は、手や体にも感染しますが、ほとんどの場合が足に感染します。
足の指の皮がむける・痒いといった症状が現れます。
水虫が感染する仕組みは、水虫にかかった人の皮膚が剥がれ落ちて、それを他の人が素足で踏むことで白癬菌が付着して感染します。
ただし、白癬菌が付着しただけでは、すぐに水虫になりわけではなく、菌が付着した部分を洗い流さずに残ってしまい、傷ついた角質から入り込み繁殖した場合に水虫は発症します。
毎日、足や体を清潔に保ち、弱酸性の状態にすることで感染は予防できます。
足の水虫の症状は次のとおりです。
・足の指の皮がむける
・痒い
・水疱ができる
・角質が硬くなる
水虫の原因となる白癬菌は高温多湿の環境を好み、梅雨時や夏場に繁殖しやすい。
Sponsored Links
その他にも、体温が高く、汗をかきやすい体質や、毎日、靴を履いている時間が長く、足がむれやすい人なども水虫になりやすい。
水虫というと大人がかかるイメージが強いですが、大人同様に子供が水虫になる可能性もあります。
水虫の疑いがある場合は、皮膚科を受診するようにしてください。
『汗疱』
汗疱とは、手の平や指、足の裏など、小さな水泡が多数現れる病気です。
発症の原因は、はっきりと分かっていませんが、夏に汗を多くかく人にみられることから、多汗が関係しているのではないかと考えられています。
また、食べ物や金属などのアレルギーが影響している場合もあります。
汗疱の症状は、手の平や手の指、足の裏などに小さな水疱が急に多数現れます。
通常は痒いことはありませんが、時に水疱の周辺が赤くなったり、痒みを伴う場合もあります。
私も夏になると、手の指に水疱ができて、手の指の皮がむけることがよくあります。
大抵は、夏が過ぎるといつの間にか治っていることが多いです。
水疱は次第に内部に吸収されて、2〜3週間で丸い角質だけになり剥がれ落ちます。
この時期になると皮がむける状態になりますが、めくれてきた角質を無理にとらないようにして様子をみるようにしましょう。
痒みが酷かったり、年間を通して汗疱になる場合は、皮膚科を受診することをお勧めします。
「指の皮がむける原因は?(子供・手の指・足の指・痒い)夏と冬での病気の違いとは?」
Sponsored Links
おすすめの記事
蕎麦の乾麺の美味しい食べ方!茹で方のコツは茹でる前に水に浸す!
ウスターソースの作り方は簡単!野菜・果物・香辛料を煮込むだけ!
肝臓数値AST・ALTが高い原因は?血液検査の基準値や肝機能との関連などを紹介!
首の痛み!(後ろ・左・右・寝違え・リンパ・頭痛・吐き気)上を向くと首が痛い原因とは?
咳が止まらないのに熱はない原因は?(夜になると・薬を飲んでも・風邪の後・ストレス)大人/子供病院は何科を受診?
Sponsored Links
- 投稿タグ
- 痒み