手のひらがかゆい!(ぶつぶつ水泡・赤い・肝臓の病気)夜に眠れないほど手がかゆい症状とは?
手のひらがかゆい原因は、ぶつぶつと水疱ができる皮膚病だったり、肝臓の機能低下が影響していたりと様々なことが考えられます。
症状がひどくなると夜に眠れずに、睡眠障害を引き起こす場合もあります。
今回の記事では、手のひらがかゆい状態になる代表的な病気について紹介します。
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かゆみのメカニズム
手のひらにかゆみが起こる詳しい仕組みは、まだ医学的にはっきりと解明されていませんが、かゆみのメカニズムのひとつとして、皮膚の肥満細胞から分泌される「ヒスタミン」が、かゆみを引き起こしていると考えられています。
ヒスタミンとは、神経の伝達に関わっている重要な物質です。
ヒスタミンは、かゆみや痛みを知覚する知覚神経に働き、その刺激が皮膚のかゆみとして脳へ伝えられます。
手のひらがかゆいからといって、患部を掻いてしまうと、どんどんかゆみが増してしまうという症状がみられ場合があります。
この症状が起こる原因は、ヒスタミンの分泌から知覚神経によって脳に伝達されると同時に、その刺激が神経の末端に伝わり、「神経ペプチド」という神経伝達物質が分泌されることが影響しています。
厄介なことに、この神経ペプチドが皮膚の肥満細胞を刺激することで、さらにヒスタミンが分泌されて、かゆみがどんどん広がってしまいます。
手湿疹
手のひらにできるぶつぶつ湿疹には、様々な病気がありますが、ここでは比較的に発症の頻度が高い代表的な病気について紹介します。
異汗性湿疹(汗疱)
手のひらや指の側面、指の腹などに、小さな水泡が多発する病気です。
初夏に症状が起こることが多く、ほとんどの場合が時間の経過とともに自然治癒しますが、毎年、同じ時期に繰り返し発症する場合があります。
水疱がぶつぶつと起こる場合は、手のひらがかゆい状態になりますが、乾いている状態ではかゆみはありません。
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慢性湿疹
患部のかゆみが非常に強い皮膚病です。
繰り返し掻くことで皮膚が分厚くなる場合もあります。
この場合は、患部が赤い状態になります。
手のひらがかゆい症状は長く続きますが、水疱が起こることはありません。
お風呂に入ったり、夜に布団に入ると、体温が上がることで、手のひらのかゆみが強くなる場合もあります。
手白癬(水虫)
水虫は、足に多く発症しますが、手のひらにもできる場合があります。
皮膚が剥がれたり水疱などの症状があらわれます。
患部のかゆみはあって強くない場合が多い。
水仕事をやっている人に多くみられます。
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掌蹠膿疱症
手のひらの手首に近い場所に、水疱や膿疱、紅斑などが密集してあらわれます。
全体的に手のひらが赤い状態になります。
患部にかゆみや痛みを伴う場合があります。
これらの症状は手のひら以外でも、足の裏に同じような湿疹が起こることが多くみられます。
肝臓病によって手のひらがかゆい!
肝炎や肝硬変などの病気になると、肝臓の機能が低下することで、手のひらや足の裏、腕など全身にかゆみが生じることがあります。
肝臓病とかゆみの関係の詳しい内容については、まだ医学的にはっきりと解明されていませんが、肝臓疾患によって血液中の胆汁酸が増加することが、原因ではないかと考えられています。
研究結果によると皮膚に胆汁酸を注入すると、かゆみが起こることが分かっています。
肝機能の低下は手のひらにあらわれやすく、肝臓が丈夫な人の手のひらはピンクで綺麗な色をしていますが、肝臓の病気を抱えた人の手のひらは黄色くなり、手の平や足の裏に汗をかきやすくなります。
手のひらがかゆい原因には、その他にも様々なことが考えられます。
自覚症状がある場合は、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
手のひらがかゆい!(ぶつぶつ水泡・赤い・肝臓の病気)夜に眠れないほど手がかゆい症状とは?
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