トマトの栄養の効能/効果は?生と加熱でリコピン吸収率の違いとは?
世界で1番作られている野菜はトマトだと言われています。
トマトを頻繁に食べている人ほど、消化器系のがんの発生率が低いという報告もあります。
今回の記事では、トマトに含まれる栄養素の効能/効果や、トマトを加熱処理した時の栄養の変化などを紹介します。
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目次
トマト100gあたりの主な栄養素
たんぱく質・・・0.7g
脂質・・・0.1g
炭水化物・・・4.7g
飽和脂肪酸・・・0.02g
不飽和脂肪酸・・・0.04g
食物繊維・・・1.0g
カロテン・・・540μg
ビタミンE・・・0.9mg
ビタミンK・・・4μg
ビタミンB1・・・0.05mg
ビタミンB2・・・0.02mg
ビタミンB6・・・0.08mg
ビタミンC・・・15mg
ナイアシン・・・0.7mg
葉酸・・・22μg
パントテン酸・・・0.17mg
ナトリウム・・・3mg
カリウム・・・210mg
カルシウム・・・7mg
マグネシウム・・・9mg
リン・・・26mg
鉄・・・0.2mg
トマトに含まるリコピンとは?
トマトに含まる成分で最も注目されているのは、リコピンではないでしょうか?
リコピンとは、トマトの赤い色の元になっている色素です。
リコピンは、活性酵素を抑制する効果があるとして知られています。
この効果は、他の栄養素と比べると、β-カロテンの2倍以上、ビタミンEのおよそ100倍と言われています。
トマトはピンク系よりも赤系の方がリコピンが豊富!
日本で主に販売されているトマトには、ピンク系と赤系があるのをご存じでしょうか?
実は、ピンク系より赤系のトマトの方が、リコピンが2~3倍多く含まれています。
ピンク系を輪切りにしてみると種の周りに緑色の部分が多く、赤系は種の周りの果肉も赤いことが特徴です。
赤系トマトの代表的なものは、家庭でもよく食べられるミニトマトが基本的に赤系トマトになります。
トマトは完熟になるほど、リコピンという赤い色素が多く含まれます。
リコピンは紫外線から肌を守る効能があって、シミの予防になったり、コラーゲン生成を助けたりします。
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トマトは疲労軽減に効果あり!?
運動前にトマトジュースを飲ませたマウスと水を飲ませたマウスで、疲労軽減実験を行ったところ、トマトジュースを飲んだマウスが水を飲んだマウスに比べて、運動後の疲労度の数値(血中TGF-β濃度)がおよそ半分になるという結果になりました。
つまり、トマトジュースが運動の疲労軽減に役立つことが分かっています。
トマトの酸味は、クエン酸によるもので、このクエン酸が体内に発生する疲労物質である乳酸に働きかけることで、疲労回復の効能が期待できます。
さらに、トマトに含まるリコピンには、血流を改善する効果もあるので合わせて疲労軽減に役立ちます。
トマトによって血管・血流が正常化する効果
トマトに含まれるリコピンという栄養素は、強い抗酸化作用があり、血管と血液の酸化を防ぐことで動脈硬化を予防する効能が期待できます。
また、血液中の悪玉コレステロールによる酸化を防ぐことで血流を改善する効果も期待できます。
血管と血液を健康に保つことは、様々な生活習慣病の予防に繋がるばかりか、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる重大な病気を防ぐ効能もあります。
トマトでガンが予防できる!?
トマトに含まれるリコピンは、ガンを抑制する効果が期待されています。
この効果については、現在も研究が続いている段階ですが、マウスを使った実験でガンの抑制作用があることが報告されています。
リコピンは、カロチノイドの一種ですが、カロチノイド成分を過剰摂取すると、体調を崩すという事例も報告されていて、トマトを多く食べたからといって、ガン予防の効能があるとは限らないということも示唆されています。
ほどよく適量のリコピンを摂取することで、ガン抑制効果が期待できると言われています。
トマトは加熱調理で栄養の吸収率がアップ!
紫外線からお肌を守る働きがあるリコピンを効率良く吸収するトマトの食べ方は、生のままトマトを食べるより熱を加えてた方が吸収率がアップします。
また、トマトに含まれるリコピンという栄養素は、油に溶けるという性質を持っています。
トマトを油で炒める調理法により、トマトと油を一緒に食べると吸収の効率が上がります。
脂っこい食事とトマトを一緒に食べることでも同じような効果が期待できます。
夜トマトダイエット
夜トマトダイエットとは、夕食にトマトを食べることで、成長ホルモンの分泌を促し、代謝を上げて減量を目指すダイエット法です。
成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中なので、夕食にトマトを食べることが大切です。
長期間、続けることで痩せやすい体になっていきます。
さらに、トマトには、各種ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれているので美容面でも最適と言えます。
トマトに含まれるリコピンは、強い抗酸化作用があるため、老化の原因になる活性酸素を抑える効果が期待できます。
夜トマトダイエットは、最低3ヶ月、理想は6ヶ月続けると良いでしょう。
できるだけ暴飲暴食を避けて、無理しない程度に続けていくことが大切です。
トマトの栄養の効能/効果は?生と加熱でリコピン吸収率の違いとは?
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