腸内環境を整える方法!食べ物の食べ方や免疫細胞を増やす腸内細菌を紹介!

様々な外敵の侵入と戦う体内の免疫細胞ですが、最新の研究で免疫細胞の働きを活性化させるある存在が明らかにされました。

それは腸内細菌です。

実は、体外から来る腸内細菌が体内の免疫システムを高度なものに変えているのです。

さらに、腸内で生まれる特殊な免疫細胞をコントロールして、がん治療に役立てる研究も進められています。



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腸は免疫の最前線!

腸は胃から送られてきた食べ物をどんどん奥に移動させる蠕動運動と呼ばれる動きがあります。

腸は進化的にもとても古い器官で、腸を持つ生物の歴史は、5億年前のまでさかのぼることができると言われています。

腸にいる腸内細菌の数は、体全体の細胞の数よりももっと多い、100兆個以上の腸内細菌が存在します。

細菌が体内に入っていくと、まず対処するのがマクロファージなどの免疫細胞です。

この免疫細胞は細菌を包み込んで消化します。

この後、細菌を包み込んだマクロファージに近づくのが、免疫システムの主役であるT細胞です。

T細胞は、免疫システムの司令塔で、細菌の情報を他の免疫細胞に伝える働きをします。

このT細胞ですが、様々なタイプに分かれることで知られています。

その1つがTh-17細胞です。

この細胞は通常のT細胞に比べて外敵を認識する能力に優れています。

通常のT細胞が頻繁に動くのと対照的にTh-17細胞はほとんど動かず、他のT細胞に指令を出す役割があります。

腸は日常的に外部の異物や病原体と接触する機会が多い免疫の最前線です。

T細胞の中でも免疫能力に優れたTh-17細胞は腸内に多く存在ます。

そして、T細胞からTh-17細胞に変化するためには、腸内細菌が関与していると考えられています。



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免疫細胞「Th-17」を増やす腸内細菌

腸内環境を整える方法として、腸内の免疫細胞であるT細胞をさらに強化した、Th-17細胞に変化させることが重要です。

マウスに様々な細菌を服用させて腸内のTh-17細胞の割合を調べた研究によると、無菌マウスの腸内のTh-17細胞の割合が1.5%ですが、「SFB(セグメンテッド・フィラメンタス・バクテリア)」という細菌を体内に入れた時に、腸内のTh-17細胞の割合10%に増加したという報告があります。

SFBに免疫細胞を増やす働きがある理由は、SFBと腸粘膜が独特な付き方になっているためです。

腸内のSFBは腸粘膜に突き刺さるように存在しています。

この強い接着が免疫細胞を増やすために重要なのです。

SFBが多く存在しているのが小腸です。

小腸は、食べ物などの流れが速くて、ほとんどの腸内細菌は流されてしまいます。

その速い流れの中に留まるために、SFBは粘膜に自分の体を突き刺すかたちで、存在しているのではないかと考えられています。

SFBが腸粘膜に突き刺さると、その部分に軽い炎症が起こります。

その刺激によってT細胞からTh-17細胞に変化するのではないかと考えられています。



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免疫細胞「Treg」を増やす腸内細菌

腸内でT細胞から優れた免疫細胞に変化するのはTh-17細胞だけではありません。

腸内細菌の関与で変化するもう1つの免疫細胞があります。

それがTreg細胞です。

Treg細胞とは、免疫系を抑制する細胞で、Th-17細胞なども過剰な働きがないように、常に監視して制御しています。

普段、T細胞は、他の免疫細胞が取り込んだ細菌の情報を得ようと接触を試みます。

ところが、Treg細胞は、細菌を取り込んだ免疫細胞に素早く接触してT細胞の邪魔をします。

すると、情報が得られないT細胞は、その免疫能力を抑えられてしまうのです。

外敵を攻撃するはずの免疫細胞の中に、実はその働きを抑えるブレーキ役の細胞が存在しているです。

T細胞からTreg細胞に変化させる腸内細菌とは、マウスの腸内に一般的に存在するクロストリジウム菌です。

無菌マウスの腸内のTreg細胞の割合は9%ですが、クロストリジウム菌を投与すると36%まで増えることが分かっています。

クロストリジウム菌は、多くの代謝産物を生み出すことが知られていて、食べ物を分解し生み出された代謝産物が、Treg細胞を増やすことに関与していると考えられています。

クロストリジウム菌は、人間が消化できない食べ物を分解して、腸内環境を整える作用がある大切な腸内細菌です。

クロストリジウム菌が食べ物を分解する時生まれる代謝産物が腸を刺激して、T細胞からTreg細胞に変化させるのではないかと考えられています。


外敵を単独で速攻撃!NK細胞とは?

これまで解説してきた免疫システムは、見張り役であるマクロファージがT細胞に情報伝達して、T細胞が強化されたTh-17細胞やTreg細胞の働きによって、外敵を撃退する仕組みですが、それとは別の免疫システムもあります。

それは、攻撃指令がない状態でも、常に体内をパトロールするNK細胞です。

この免疫細胞は指令なしでも単独で攻撃が可能です。


腸内環境を整える食べ物

生まれる前の人間は無菌状態です。

赤ちゃんが最初に腸内細菌を受け取るのはお母さんからで、出産の際に産道に存在する細菌や、皮膚に存在する細菌などを受けると言われています。

Th-17細胞を増やすSFBという細菌や、Treg細胞を増やすクロストリジウム菌は、生活の中で自然に体内に入っていきます。

腸内環境を整える方法としてよく知られる食べ物は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含むヨーグルトですが、実は、ヨーグルトのみを食べるだけでは、腸内環境を改善する効果を十分に得られないこともあるのです。



腸内環境を整える方法-食べ物-食べ方-免疫細胞-増やす-腸内細菌-ヨーグルト画像

ヨーグルトを効果的に食べる方法は、善玉菌のエサとなる「食物繊維」と「オリゴ糖」をヨーグルトと一緒に食べることです。

これらを一緒に食べることで、善玉菌の働きが活性化して、腸内環境を整えることにつながります。

食物繊維は、キウイやイチゴなどのフルーツが良いでしょう。

オリゴ糖は、ハチミツを混ぜて食べればOKです。

できれば、朝と夜に食べるヨーグルトは、善玉菌の種類が異なる、違うメーカーのヨーグルトを食べると良いでしょう。

違う種類の善玉菌を腸内に入れることで、それぞれが切磋琢磨し、より強固な腸内フローラが出来上がると言われています。

 
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