太らない体質の特徴はホルモンバランス!?痩せるホルモン「GLP-1」を増やす食材とは?
加齢とともに多くの人が悩むようになる肥満。
人間がエネルギーを消費する基礎代謝量は20歳くらいから徐々に低下していきます。
そのため年をとると誰でも脂肪がつきやすい体質になってしまうのです。
体内に溜まった脂肪細胞が肥大化すると、脂肪細胞から有害物質が分泌されて全身を巡り、糖尿病により足に現れる合併症の足壊疽や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまう原因になります。
たかが中年太りと放置していると、命に関わる重大な病気を招いてしまう恐れがあるのです。
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痩せるホルモン「GLP-1」とは?
年齢を重ねても若い頃と体型がほとんど変わらない肥満とは無縁の人もいます。
過剰な食事制限や激しい運動をしなくても太らないという体質の人は、体内で太りにくいホルモンの働きが活発であるという特徴があります。
その痩せるホルモンと呼ばれるものは「GLP-1」という物質で、肥満や糖尿病の治療としても医療現場で使われるようになります。
このGLP-1を医療で使い出したのは、肥満人口が多いアメリカです。
肥満による糖尿病患者の増加を阻止するために、GLP-1を治療の切り札として使い始めたのです。
体重148キロの糖尿病患者にGLP-1を投与したところ、治療後には76キロまで減量できたという報告もあります。
この患者は、GLP-1の投与以外に特別な運動しなくても減量に成功したというから驚きです。
肥満に悩む人にとって夢のような新薬と思われますが、今は糖尿病の治療薬としてしか使用許可がされていません。
薬としてのGLP-1は、患者専用です。
痩せたいからといって誰でも使うことができるわけではないのです。
でも、GLP-1はどんな人の体内にも存在するものなのです。
痩せるホルモンGLP-1は、人間の体内で誰もが分泌している健康ホルモンなのです。
特に食事をした後に、このホルモンの分泌量が増加して様々な働きをします。
GLP-1の働き
GLP-1の働きは主に3つあります。
●脳への働き
●胃への働き
●すい臓への働き
●脳への働き
食事をすると分泌されるGLP-1は、脳の満腹中枢を刺激して、早めに満腹感が得られることで食べ過ぎを抑えてくれるのです。
●胃への働き
GLP-1が分泌されると胃に入ってきた食べ物が、通常よりもゆっくりと腸に送り出されます。
すると糖分が腸で緩やかに吸収されて、その結果、急激な血糖値の上昇を防いでくれるのです。
●すい臓への働き
GLP-1には、すい臓の機能を高める効果があり、血糖を下げるインスリンの分泌量が増加します。
痩せるホルモンGLP-1の分泌量は人によって違う
痩せるホルモンGLP-1は、人によって食後に分泌される量が違います。
太らない体質の人は、GLP-1の分泌量が多いという特徴があります。
太っている人と痩せている人で、食後のGLP-1分泌量を比較したところ
太っている人よりも痩せている人の方が2倍以上も、GLP-1分泌量が多いという結果があります。
たくさん食べても、特に運動しなくても太らない体質の人は、食前のGLP-1分泌量より食後のGLP-1分泌量の方が、8倍も増えているという結果も報告されています。
痩せている人ほど、GLP-1がうまく分泌されているのです。
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痩せるホルモンを増やす方法
生活習慣によって痩せるホルモンGLP-1の分泌量は変わってきます。
GLP-1は、食べ物で小腸を刺激することによって、分泌量が増える可能性があります。
小腸の働きは食べ物の栄養を消化吸収することで、大腸の働きは主に水分を吸収することです。
小腸の長さは約6メートルもあり、小腸の中でも下の方にGLP-1を分泌される細胞が多い。
小腸を刺激して痩せるホルモンGLP-1を効果的に出す栄養素は「EPA」です。
つまり、EPAを多く含まれている食材を食べることで、太らない体質を目指すことができるのです。
EPAを含む食材を食べることで、EPAが小腸でGLP-1を分泌する細胞を刺激し、普段よりGLP-1の分泌が増加する可能性があります。
EPAは主に魚介類に多く含まれている栄養素です。
特に青魚の脂に多く含まれています。
EPAを多く含む魚介類は次のとおりです。(100gあたりの量)
●サバ・・・1645㎎
●イクラ・・・1613㎎
●マグロ(トロ)・・・1450㎎
●イワシ・・・1171㎎
●ハマチ・・・984㎎
●ブリ・・・940㎎
●サンマ・・・885㎎
●ニシン・・・874㎎
●ウナギ・・・587㎎
●タラコ・・・506㎎
EPAはサバに多く含まれていて、普段の食事で無理なく続けられる食材はサバの缶詰が良いでしょう。
サバ缶でもサバの水煮缶は、いろいろな料理にアレンジできる食材として役立ちます。
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太らない体質の特徴はホルモンバランス!?痩せるホルモン「GLP-1」を増やす食材とは?
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